シマフグの英名を、striped puffer と言います。
漢字で書けば「縞河豚」で、背中に見られる縞模様が特徴です。
シマフグ。
綺麗な物には毒(棘)があるとよく言いますが、ご多分に漏れず、シマフグにもテトロドトキシン(ふぐ毒)が含まれています。取り扱いにはフグ調理師免許が必要とされ、素人による興味本位の料理には注意が必要です。
鮮やかな黄色の尾びれです。
puffer とは河豚(globefish)を意味する名詞ですが、puff には「一吹き、ぷっと吹くこと、ふくれること」等の意味があります。ぷくっと膨れた河豚の形状にぴったりの名前ですよね。
買い求めた小売店では、既に目が抜かれた状態で販売されていました。
冬から春に向けて旬を迎えるシマフグ。
肝臓や卵巣に強い毒性を持っていますが、白子はなかなかの美味とされます。
このあと、白身を煮つけて頂きましたが、あっさりとした味でなかなか美味しかったです。残った骨とアラは水から炊き出して、お味噌汁の出汁として利用致しました。
食べ方には十分な注意が必要ですが、リーズナブルで美味しい河豚としておすすめ致します。