芒種(ぼうしゅ)とは、季節を表す二十四節気の九節気に当たる言葉です。
芒(のぎ)のある穀物の種蒔きの頃を表します。芒(のぎ)とは、イネ科の植物の花の外殻にある針のような突起のことで、穂のある穀物と言い換えることもできます。
芒種の頃の花と言えば、七変化の花模様を見せる紫陽花です。
播種(はしゅ)、種おろしとも呼ばれる芒種。新暦でいえば、6月6日~20日頃を指します。
五日に一度風が吹き、十日に一度雨が降る五風十雨の季節を表します。農作業には都合のいい天候で、世の中が安泰であることの例えにも使われます。
芒種の初候を「蟷螂生(かまきりしょうず)」、次候を「腐草為蛍(ふそうほたるとなる)」、末候を「梅子黄(うめのみきなり)」と言います。