今朝新聞をめくっていたら、パルムドール学園前の全面広告が出ていました。
高齢者用の賃貸マンションを案内する宣伝広告だったのですが、このパルムドールという言葉に引っ掛かりを覚えました(笑) そう、あのカンヌ国際映画祭で最優秀作品に与えられる賞と同じ名前なのです。
パルムドール学園前の新聞広告。
パルム・ドール(Palme d'Or)はフランス語で「黄金の棕櫚(シュロ)」を意味します。
実際のところはシュロではなく、ヤシ科のナツメヤシがモチーフにされているようです。
棗椰子(なつめやし)はヤシ科の常緑喬木。インド西部やメソポタミア地方原産の植物です。茎の頂に生じる、大きい羽の形をした複葉は長さ1メール半にも達します。樹液で砂糖が作られ、酒(アラック酒)も醸される植物として知られます。
ナツメヤシの葉は戦いに勝ったシンボルとしても使われ、戦勝木とも呼ばれます。
パルムドールとは一体どのようなものなのか、ツイッターで調べてみました。パルムドールの画像込みでご案内致します。
@mlle_pen これがカンヌの市章にもなっているパルムドールなのですね(^.^) 栄誉の象徴と言われる黄金のシュロ、さすがに輝いています。
— 奈良の大正楼 (@nara_yado) 2015, 2月 11
カンヌ国際映画祭で授与されるトロフィーには、ジャン・コクトーがデザインしたナツメヤシが使われています。カンヌ市章にもなっているパルムドールを、この機会に記憶に焼き付けておきましょう。