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カサゴ(笠子)

江戸時代には端午の節句によく用いられたというカサゴ(笠子)。

背びれの鋭い棘などを見ていると、その勇ましさが伝わって参ります。男の子の節句のお祝いに登場するのも頷けますよね。

カサゴ

カサゴは卵胎生の魚として知られます。

体内受精を行い、卵ではなくて仔魚を生みます。

頭が大きくて笠をかぶっているように見えることから、笠子(かさご)という漢字が当てられます。棘があって模様も華やかで、さらに頭部も大きいとくれば、権威あるものをたのんで威張ることを意味する「笠に着る」という言葉が連想されます。

かさごの胸鰭

カサゴの胸鰭。

カサゴはまた、瘡魚(かさご)という漢字を当てることもあります。

瘡(かさ)とは皮膚病を意味する総称で、所謂(いわゆる)できもののことですよね。瘡は梅毒の俗称として使われることもある言葉です。

体の表面に見られる複雑な斑紋から、爛れた皮膚が想像されるのでしょうか。瘡を掻いている人のことを瘡掻(かさかき)なんて言ったりしますが、聞いているだけで痒くなってくる名前です(笑)

カサゴの煮付け

カサゴの煮付け。

カサゴ料理の定番である煮付けです。

メバルの形にも似ていることから、アカメバルと呼ばれることもあるカサゴ。淡白で上品な白身は、魚嫌いの人にもおすすめしたいほどの絶品です。

カサゴの名前の由来を知るだけでも、なんだか世界が広がったような気が致します。

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2013年11月18日 11:59に投稿されたエントリーのページです。

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