お経の語源は織物の縦糸(たていと)にあります。
縦糸が真っすぐ続いているところから、筋道を示し、仏の教えである真理を表すようになりました。
英語に翻訳すると、お経は buddhist sutra になります。
some scrolls of the sutras (数巻の経文)
梵語でスートラと言いますが、中国語では音訳して「修多羅」と表記し、意訳で「経」と訳されました。
お釈迦様の説法を書きとめたものがお経なわけですが、お釈迦様にまつわる言葉も私たちの周りにたくさん残されています。
お寿司のシャリ、しゃかりきになる、等はお釈迦様に由来する言葉なんです。
お経の「経」には、「つね」という読み方もあります。真理は永遠で、恒常不変であることを示唆しているのかもしれませんね。