結婚して夫婦仲の良いことをオシドリに例えて「鴛鴦(えんおう)の契り」と表現します。
おしどり夫婦を英語に翻訳すると、a couple of love bird となります。
おしどりが常に雌雄いっしょにいることから、夫婦仲のむつまじいことを鴛鴦の契りと言います。
糟糠の妻を大切にしながら、鴛鴦の契りを結ぶ。誰もが羨む理想的な夫婦像ですね。
漢字の「鴛」も「鴦」もどちらもオシドリを意味しますが、「鴛」が雄、「鴦」は雌を表します。
鴛鴦(おしどり)はガンカモ科の水鳥で、雄の羽が殊に美しいことで知られます。雄の翼には橙色の銀杏の葉に似た思羽(おもいば)があります。雌は褐色で、雄ほど美しくはなく地味な色彩です。
英語では鴛鴦(おしどり)のことを mandarin duck と言います。
Mandarin とは北京で使われる中国の標準語・公用語という意味で、Chinese と比して使われる言葉です。おしどりは中国原産なんです。