海千山千とは蛇と龍に関係する四字熟語です。
海に千年、山に千年棲んだ蛇は龍になるという言い伝えから、色々な経験を積んでいてずる賢いことを海千山千(うみせんやません)と言います。
野口神社の蛇綱。
「あの人は海千山千だから気を付けた方がいい」などとも言い、酸いも甘いも噛み分けた経験豊富な人そのものを指すこともあります。
果たしてこの言葉は、蛇から龍に進化するというお話なのでしょうか。
蛇と龍に優劣をつけることは難しいと思われますが、実際に龍頭蛇尾という四字熟語があることをかんがみれば、やはり龍の方が進化形と言ってもいいのかもしれませんね。
厳しい自然の中で生き抜いた蛇は、想像上の動物である龍にも匹敵するものと思われます。
この機会に是非、海千山千という言葉を覚えておきましょう。