早乙女とは、陰暦の5月に田植えをする少女のことを言います。
早乙女(さおとめ)の「さ」は接頭語で、稲の神を意味します。
早乙女と田作男。
早乙女という言葉で思い出すのが、女性の名前によくある「さおり」さん(笑)
さおりという名前の由来は、稲の神の「さ」が降りて来る→「さおり(降り」に因みます。面白いですよね。
五月のことを皐月(さつき)と言いますが、この五月(さつき)の「さ」も稲の神様のことを表しています。
田作(たづくり)はお正月料理のごまめの異称でもありますが、田植えの祝儀肴として用いられたことに由来します。あるいは、イワシ類が田の肥料として早くから重宝されていたから命名されたとも伝えられます。
早乙女の「さ」は農業の神様(God of Agriculture)だったのですね。