新聞の広告欄にぼんやり目を通していると、「アップデートする仏教」という本のタイトルを見つけました。とても印象に残ったので、ここに記しておきたいと思います。
本の中身はよく存じ上げていないのですが、題名が斬新だったため色々思案してみました。
旧態依然として変わらない仏教というものを、この際一気にアップデートしてみようという試みなのでしょうか?近未来的なパソコン用語のアップデート(更新)を仏教という言葉にぶつけています。
敢えて今の時代に仏教を上書きする意味合いはどこにあるのでしょうか。
そのタイトルに惹かれて購入する読者もおられるのかもしれません。
アップデートする何々という言い回しは、様々なジャンルで代用可能なような気が致します。例えば、アップデートする大相撲界とか、アップデートする自民党とか、アップデートする日本柔道界等々、古い体質の改善が叫ばれている世界には通用するフレーズではないでしょうか。
温故知新と申します。
伝統を大切にしながらも、常に新しく生まれ変わっていく姿勢はどの世界においても尊ばれるものと思われます。アップデートする仏教、その売れ行きが気になるところです。