レッドスパイダーリリーという別名を持つ彼岸花。
秋のお彼岸の頃に開花する花として知られますが、その花言葉には「悲しい思い出」「独立」「再会」などが挙げられます。そう言われてみれば、どこか妖しげで、深い悲しみを背負った雰囲気を漂わせます。
赤い彼岸花が一般的ですが、白や黄色の彼岸花も存在します。
彼岸花は曼珠沙華(まんじゅしゃげ)とも呼ばれます。
慶事が起こる前触れとして、赤い花が天から降って来るという仏教の経典に基づきます。「天上の花」を意味する曼珠沙華は吉兆の印でもあります。
お彼岸のお墓参りの頃には、実った稲穂の周りに彼岸花をよく見掛けます。
「独立」という花言葉も、その容姿から想像することができます。真っすぐに凛と立つ姿には、深い悲しみを背負いながらも気丈に生きる姿が重ねられます。
それにしても、レッドスパイダーリリーという命名は言い得て妙ですよね。見れば見るほど、確かに蜘蛛の姿を想像させます。