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輪宝とは

輪宝とは車輪の形をした古代インドの武器のことで、インド理想の王「転輪聖王(てんりんじょうおう)」が持っていた七宝の一つとされます。

輪宝

仏教と共に日本に渡って来た輪宝(りんぽう)。

輪宝は仏教に採り入れられ、王の行く所に先行して四方を制すると伝えられました。輪宝は法輪とも言われ、仏が法輪を転がしてゆくのは、転輪聖王が輪宝を転がすのに等しいとされます。

輪宝を転がすことは、障害となるものを破壊し、心の中の邪悪なものを壊してしまうことを意味します。

奈良の不退寺の歴史を辿れば、衆生済度のために「法輪を転じて退かず」と発願され、不退転法輪寺と号された由緒に行き着きます。

輪宝はまた、家紋の中の尚武紋にもよく見られます。

車輪の中央から剣の形をしたものが3~8個外へ向かってデザインされています。剣の数によって、三剣輪法、六剣輪宝、八剣輪宝などと呼ばれています。

余談になりますが、家紋を英語に訳すと family crest でしたね。

crest は鳥のトサカを意味する単語です(笑)

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2012年06月28日 12:20に投稿されたエントリーのページです。

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