貝多羅葉(ばいたらよう)とは、ヤシなどの葉を利用した筆記媒体のことを意味します。
葉の裏側に、竹筆や鉄筆などの先の尖ったもので字を書きます。
貝多羅葉に書いた文字。
奈良の斑鳩の法起寺境内に、貝多羅葉樹(ばいたらようじゅ)が植えられていました。古代インドでは紙の代わりにもなったと言われる貝多羅葉。
葉の表側はこんな感じです。
貝多羅葉は「貝葉(ばいよう)」とも言われ、経文の記されたものを貝葉経(ばいようきょう)と呼んでいます。
池に浮かべても文字が消えないそうです。
葉書(はがき)の原点にもなった貝多羅葉、是非この機会に覚えておきましょう。