フリートとは自動車保険用語の一つです。
自動車保険を契約している場合、その「所有・使用自動車」が10台以上ならフリート契約、9台以下の場合はノンフリート契約と言います。個人の場合はノンフリート契約がほとんどです。
フリートという言葉は、英語の fleet(艦隊、船隊、車隊)に由来します。車隊を組めるぐらいに車の所有台数が多いという意味ですね。
fleet admiral で、米海軍における海軍元帥を意味します。
fleet は形容詞で「速い、快速の」という意味も持ち合わせます。「彼は足が速い」を英語に翻訳すると、He is fleet of foot. となります。
自動車保険の証券を見てみると分かりますが、個人の自動車保険契約の場合はそのほとんどが「ノンフリート契約〇等級」というふうに書かれています。
自動車保険には、大別してフリート契約とノンフリート契約の二種類があるわけですが、フリート契約はノンフリート契約よりも保険料が安くなっています。
自家用自動車のフリート契約においては運転者の年齢に関係なく保険が適用されます。
フリート契約は、無事故の割引率が高くなっています。
割引率は契約の「所有・使用自動車」の台数に応じて最大70%~80%までの適用で、さらに契約の台数に応じて1年間で最大15%~30%まで割引率が適用されます。
フリート契約で自動車保険に加入していると、さらに上のスーパーフリート契約ができます。
スーパーフリート契約とは、条件はありますが、全ての所有・使用自動車を1枚の保険証券で契約できるものです。
自動車を多数保有している人にとっては、フリート契約はお得な自動車保険の契約方法です。まさしく ”自動車保険の無敵艦隊” といったところでしょうか(笑)